激安の4Kモニター「LG 27UL500-W」の購入を検討している方は、一回この記事を読んでみて!
こんにちは、えねぐまです。
今回の記事では、僕が2021年6月のアマゾンプライムデーで購入した激安27インチ4Kモニター「LG 27UL500-W」について、感じたことをお伝えしようと思います。
この記事は激安で4Kモニターを購入しようと検討されている方に向けて書いています。
27UL500-W | モニター | LGエレクトロニクス・ジャパン
「LG 27UL500-W」は、有名メーカーが製造する4Kモニターの中でも最安クラスのモニターです。できるだけ安く4Kモニターを手に入れたいと検討されている方は、一度は目にする商品なのではないでしょうか。
しかしながら、ただ激安で4Kモニターが購入できるからという理由だけで、27UL500-Wを購入してしまうと、後で後悔することになります。本製品のメリット、デメリットをよく把握して購入してください。
結論から言うと、通常価格でLGの4Kモニターの購入を検討されている方は、最安の27UL500-Wではなく、+¥7,000出して27UL600-Wを購入されることをおすすめします。
激安には、激安の理由がある
「LG 27UL500-W」は、アマゾンで通常¥37,800(税込)で販売されています(2021年6月末)が、僕はプライム限定セール価格の ¥28,900(通常価格の¥8,900引き!)で購入することができました!4Kモニターを2万円台で購入できることは、なかなかない機会ではないでしょうか。大変お得に購入することができました。
しかしながら、商品が届いて実際に感じたことは、機能に乏しくチープな印象を受けました。まさに4Kディスプレイ以外の全ての部分でコストを抑えた印象です。
安いということと、ディスプレイが4Kであること以外に良いとこなし
あくまでも僕の主観ですが、「LG 27UL500-W」は安いということと、ディスプレイが4Kであること以外に、よかったところはありません。もちろん、激安で4Kモニターが手に入るということは最大級のメリットであり、本製品を否定するつもりはありません。しかしながら、付属機能やデザイン等にも期待をしてしまうと、買って後悔することになるかと思います。ですので、購入を検討されている方は、以下の5点を把握してご自身に適しているか、考えてみてください。(僕の主観で重要と思われる5点に絞りました。)
1. スピーカーが搭載されていない。
まず、本モニターにはスピーカーが搭載されていません。他の製品でも、モニターにスピーカー機能が搭載されていないことは、よくあることだとは思いますが。
でもモニターにイヤホンジャックが搭載されており、ここからイヤホンやスピーカーと接続して音声の出力およびモニターでの音量調整は可能です。
僕はできればモニターにスピーカーが搭載されていて欲しかったですが、ここは諦めて値段の安さをとり、本製品を選びました。
2. デザインが安っぽい
モニター筐体は全体的にプラスチックのような素材です。モニター全面は黒なのですが、背面全体はまさかの白。白といってもMac製品のように洗練された白という感じではなく、中途半端な安っぽい白です。
僕はモニター背面は部屋の壁に面しているため普段の生活の中では見えないことから問題ありませんが、モニター背面が普段の生活の中でよく見えるところに配置する予定の方は、よく考えた方が良いでしょう。
3. ベゼルが太い
ベゼル(ディスプレイ周囲の枠部)の太さはモニターデザインの印象を左右する最重要ポイントではないかと考えています。本製品はベゼル部が上下左右約1cmくらいの太さがあり、またベゼル表面とディスプレイ表面の段差が5mm程あります。全時代的なデザインで、使用していてテンションが下がるといっても良いくらいの難点です。
僕は手元に製品が届くまで、こんなにベゼルが太いとは思いもしませんでした。4Kモニターなのだからある程度洗練されたデザインなのだろうという印象があり、購入前にベゼルをよく確認していなかったことに、非常に後悔しました。
4. HDR10には対応しているが、DisplayHDRではない
本製品はHDR10に対応していますが、これはHDRという明暗差を表現することで映像をきれいに出力する機能のことをいいます。
一方、DisplayHDRは、HDRによる映像のきれいさを表す規格であり、この規格に準拠している製品は、よりきれいな映像が出力できるという理解でいいと思います。
本製品はHDR10には対応していますが、DisplayHDRではありませんので、少なくともHDRという機能を最低限使用できる4Kモニターということです。
僕はPC用モニターで4Kの動画を見たりクリエイティブな作業をすることがありませんので、DisplayHDRを追求する必要がないと考え、本製品を選びましたが、どうせならDisplayHDRに対応しているモニターを使用したかったとも考えています。
5. モニタースタンドがチープすぎて、安定感もない
付属のモニタースタンドは、本当に最低限のスタンドです。プラスチック製で重みがなく、ただバランスをとってモニターを支持するだけのものとなっています。
さらに、付属のスタンドではモニターの高さ調整ができません。これは致命的なのではないでしょうか。
僕はエルゴトロンのモニターアームを以前から所有していましたので、もともとこれを使用する予定でしたから、モニタースタンドに関しては問題ありませんでした。もし本製品を選ぶなら、モニタースタンドは別で用意する覚悟が必要だと思います。
あなたに適するLG4Kモニター
これらのポイントをふまえて、「LG 27UL500-W」の購入を検討している方には、以下の通りアドバイスします!
なんでもいいから4Kモニターをできるだけ安く購入したい方
迷わず本製品を購入してください。
ただし、セールやイベントではさらに安くなる可能性があります。もしまだ我慢できるなら、セールやイベントのタイミングで安くなったときに購入しましょう。(安くなるかどうかは分かりませんが...)
ベゼルが薄いものが欲しい方、DisplayHDR規格準拠のものが欲しい方
27UL500-Wの通常価格+¥7,000くらい出すだけで、上位機種の27UL600-Wが購入できます。27UL600-Wは、ベゼルが薄く、しかも上左右のベゼルがディスプレイとフラットです。これはものすごく大きなポイントだと思います。
さらにDisplayHDR400という規格に準拠する映像表現が可能です。DisplayHDR400は、DisplayHDR規格の中では最低水準とはなってしまいますが、少なくともDisplayHDR規格に対応しており、27UL500-Wよりもきれいだと思います。
+¥7,000でこれらの問題がクリアできるなら、迷わず27UL600-Wを選びましょう。僕も正直、27UL500-Wがセールじゃなくて通常価格で買うのであれば、絶対27UL600-Wを選んでいました...
27UP600-W | モニター | LGエレクトロニクス・ジャパン
別途モニタースタンドを用意せず、付属のモニタースタンドを使用したい方
付属のモニタースタンドを使おうと考えている方は、やや値段は上がりますが、27UL550-W(もしくは27UL650-W)をおすすめします。これらはモニター自体は27UL500-W(もしくは27UL600-W)と同じですが、モニタースタンドが上位製品となっており、高さ調節もできて、より安定性の高いスタンドになっています。
27UL550-W | モニター | LGエレクトロニクス・ジャパン
27UP650-W | モニター | LGエレクトロニクス・ジャパン
モニターにスピーカーが絶対必要な方、USB type-C接続に対応したい方
27UP850-Wをおすすめします。しかしながら、ここまでくるとお値段も¥60,000弱と、他メーカーの一般的な価格とあまり変わりません。他メーカーの製品を含めた比較をしてみてください。
27UP850-W | モニター | LGエレクトロニクス・ジャパン
モニターのデザインを重視する方で、モニター背面が気になる方
残念ながら、LGの27ULシリーズをおすすめすることはできません。
27UL500-Wだけではなく、27UL600-Wも含めた検討を!
僕はセールで激安で購入できたので、27UL500-Wを購入したことに後悔していません。
しかしながら、これを通常価格で購入していたとしたら、きっと後悔しています。
通常価格での購入を検討されている方は、最安の27UL500-Wではなく、+¥7,000出して27UL600-Wを購入されることをおすすめします。
最後まで読んでいただきありがとうございました!!